コツコツDr.Gです。内科専門医試験の対策・勉強法を、私自身の受験体験と先輩・同期へのヒアリングをもとにまとめました。

私の得点は80.78点で、平均より少し上という結果でした。決して自慢できる点数ではありませんが、私のような平均的なポテンシャルの方が、無理なく、効率よく、平均より少し上を取り、確実な合格を目指すための方法としてお伝えします。高得点を目指されている方には物足りない内容かもしれません。
この記事では、おすすめ教材、勉強を始める時期、具体的な進め方、試験当日の持ち物や体験談まで紹介します。
内科専門医試験2027年について
2027年度の正式な試験日・会場・申込期間などは、日本内科学会の公式発表を必ずご確認ください。以下の試験概要は、2026年度の実施内容を参考情報としてまとめています。発表後に最新情報へ更新予定です。日本内科学会「資格認定試験」公式ページ
試験日・試験会場・試験時間
参考として、2026年度の内科専門医試験は2026年5月31日(日)に実施され、会場は東京(五反田)・神戸の2地域でした。試験時間は9:00~16:40(予定)で、250問をほぼ1日かけて解く長丁場の試験です。
2027年度の正式な日程と会場は、公式発表後に必ず確認してください。
問題数・出題形式・出題範囲
2026年度の問題数は250題で、内訳は一般問題100題・臨床問題150題でした。解答はPCではなくマークシート方式で、「1つ選べ」のAタイプと「2つ選べ」のX2タイプがあります。
出題範囲は総合内科を含む内科10分野です。内科専門研修カリキュラムに準拠して幅広く出題されるため、自分の専門分野だけ勉強すればよい試験ではありません。
例えば消化器内科医であっても、循環器・呼吸器・腎臓・血液・内分泌など、普段あまり診療しない分野まで復習する必要があります。専門外の分野をどう効率よく勉強するかが、試験対策のポイントです。
合格率・合格基準と対策ポイント
| 年度 | 合格率 |
|---|---|
| 2021年度 | 94.45% |
| 2022年度 | 90.02% |
| 2023年度 | 85.28% |
| 2024年度 | 93.56% |
| 2025年度 | 95.56% |
基本的には合格率の高い試験ですが、2023年度には85%程度まで下がっています。受験者はJ-OSLERをやり終えた先生方であり、無対策でよい試験ではありません。
明確な合格最低点は公表されていません。合否判定には総合得点と分野ごとの得点の両方が用いられるため、特定の分野で極端に点数を落とさないことが重要です。
「得意分野で稼いで苦手分野は捨てる」という方法はおすすめできません。10分野を満遍なく勉強し、大きな苦手分野を作らないことが合格へのポイントです。
おすすめの教材
① 日本内科学会認定内科医試験・総合内科専門医試験 過去問題集【注意!】 ★★★★★
試験の特性として、プール問題が多くあります。私が受験した際も、過去問と同じような問題が出ていました。しっかりやり込むことをおすすめします。
※2026年3月より第3集が販売されました。3集→2集の順に勉強すると良いです。1集は少し古いので注意が必要です。
https://www.naika.or.jp/journal/shoseki/kakomon こちらで購入できます。
私は裁断して電子化し、iPadで勉強しました。この教材は必須です。
② Quick Check ★★★★
イヤーノートに付属する冊子形式の問題集です。断片的ではありますが、隙間時間に勉強しやすく、よく出るポイントがまとまっています。少なくとも1周しておくことをおすすめします。周りの受験生も使っていました。
③ クエスチョン・バンク ★★★
私は時間がなくて使いませんでしたが、国家試験でお世話になった方も多く、使いやすい教材だと思います。Quick Checkより周辺知識がしっかりまとまっているため、時間に余裕があり、丁寧に勉強したい先生に向いています。https://store.medilink-study.com/products/detail/705
④ セルフトレーニング問題集 ★
私は使用しませんでした。周囲でもメイン教材として使っている方は少なかった印象です。過去問やQuick Checkを終え、さらに時間がある方向けだと思います。
いつから始める?コツコツDr.Gの勉強法
いつから始めたか
私は年明けの1月頃から始めました。周りより少し早めです。
試験が5月で、3~4月は異動や引っ越しにより、勉強時間を取りにくくなる可能性が高いと考えたためです。忙しくなる時期が分かっている方は、早めのスタートをおすすめします。
何を、どの順番で勉強したか
私が中心に使ったのは、次の2冊です。
- 日本内科学会認定内科医試験・総合内科専門医試験 過去問題集
- Quick Check
この2つをひたすら繰り返しました。予想どおり3~4月は忙しく、それ以上教材を広げられませんでした。それでも平均点以上を取れたので、まずはこの2教材を着実に仕上げる方針で十分戦えると思います。
おすすめの進め方
- 1~2月:過去問題集を1周し、苦手分野を把握する
- 3~4月:過去問の復習とQuick Checkを隙間時間に進める
- 5月:間違えた問題と苦手分野に絞って総復習する
教材を増やしすぎるより、決めた教材を繰り返して知識を定着させることが重要です。
4 特別措置について・「修了見込」で受験できる人
内科専門研修3年目以降で、次の条件を満たす専攻医は、「修了見込」で翌年度の内科専門医試験を受験できます。
- J-OSLERで120症例の登録・承認が完了している
- 29症例の病歴要約が個別承認され、一次評価を開始できる
- 1月1日~3月31日に申請し、プログラム統括責任者の承認を受ける
ただし、試験に合格しただけでは専門医に認定されません。受験年度の3月31日までに、J-OSLERの「修了認定」を含むすべての修了要件を満たす必要があります。
2027年度の正式な条件は、日本内科学会の最新案内をご確認ください。
試験当日のチェックリスト・体験談
持ち物
絶対に忘れないもの
- 受験票
- 筆記用具(シャープペンシル・鉛筆・消しゴム)
- 腕時計
あると便利なもの
- 昼食・飲み物・おやつ
- 勉強用のiPadやテキスト
- マスク
- 羽織れる上着
体験談:大勢の受験生に圧倒された試験会場
私の時は横浜開催だったため、地方から前泊しました。前日は横浜スカイスパというサウナ施設で整い、休憩スペースで勉強。サウナ後の「サ飯」も最高でした。


そして満を持して当日……なんと腕時計を忘れていました。朝一番でドン・キホーテへ走り、腕時計を購入して事なきを得ました。本当に危なかったです。

会場のパシフィコ横浜に到着すると、大きな会場に約1,500人の受験生。J-OSLERを潜り抜けた猛者たちが集まる様子はまるでHUNTER試験会場のような気分です(笑)。
試験自体は一般的なマークシート試験ですが、長丁場なのでかなり疲れました。終わった後に味わった中華料理とビールは最高でした。
まとめ:広く、早めに、繰り返す
- 専門外を含む10分野を満遍なく勉強する
- 1月頃から始めれば安心
- まずは過去問題集とQuick Checkを繰り返す
- 当日は受験票・筆記用具・腕時計を忘れない
- 2027年度の試験情報と特別措置は公式サイトで最新情報を確認する
合格率が高くても、受験者はJ-OSLERを終えた先生方です。油断せず、コツコツ準備を進めましょう。みなさんの合格を、コツコツDr.Gが応援しています。

