当サイトはアフィリエイト広告を利用しています|広告方針・運営者情報

消化器内科専攻医へ|J-OSLER-Gを見据えたJ-OSLER症例登録のコツ

J-OSLERからJ-OSLER-Gへの症例転用を考えるコツコツDr.G 内科専門医試験

はじめに

J-OSLER、本当に大変ですよね。私も「もう勘弁してくれ!」と思いながら、なんとか進めました。さらに、その後にはJ-OSLER-Gも待っていると思うと……。

両方を終えて感じたのは、J-OSLERの段階でもう少し症例の選び方を工夫すれば、あとがラクだったということです。特に、症例の転用をうまく使うと、J-OSLER-Gで新しく書く負担を減らせます。

この記事は、次の2本の続編です。まず基本の進め方を確認してから読むと、分かりやすいと思います。

①〜④までは同じ。工夫するのは最後の症例選び

J-OSLERは、先の記事で紹介した①〜④までを優先します。剖検・外科紹介症例と病歴要約の見通しを立て、初期研修症例も条件内で活用し、必要な疾患群・領域別要件を満たす流れです。

その後の⑤「残りの症例数を積み上げる」段階で、J-OSLER-Gを意識します。

ここで得意な同じ疾患ばかり登録するより、J-OSLER-Gでまだ不足している消化器疾患を選んでおく。これが、今回いちばん伝えたいコツです。

登録済みの症例を「58疾患」の一覧と照らし合わせる

まず、J-OSLERに登録した症例のうち、初期研修を除く、専門研修開始後の消化器疾患を確認します。それをJ-OSLER-Gの疾患一覧と照らし合わせ、「すでにある疾患」と「足りない疾患」に分けてみましょう。

J-OSLER-Gでは全107疾患のうち58疾患以上の経験が必要です。症例経験の到達目標2・3の疾患を中心に、各領域を偏りなく経験する必要があります。内科J-OSLERの「疾患群」とは数え方が異なります。

J-OSLER-G疾患一覧:消化管疾患と肝疾患の一部
消化管・肝疾患(一部)/タップで拡大
J-OSLER-G疾患一覧:肝・胆道・膵・腹腔腹壁疾患
肝・胆道・膵・腹腔腹壁疾患/タップで拡大

出典:日本消化器病学会「107疾患一覧(2024年4月1日版)」。右端の「症例経験」の到達目標を確認してください。病名・表記は原資料のままです。

あとは、実際に担当した症例の中から、不足している疾患を優先してJ-OSLERに登録します。すべてをこの段階でそろえる必要はありません。転用できる候補を、できるだけ幅広く残しておくイメージです。

同じ疾患を重ねる前に、不足分を一つ選ぶ

例えば、胃癌の登録がすでに十分あるなら、次も胃癌にする前に、担当した胆管炎や急性膵炎などがJ-OSLER-Gの候補に入っているかを確認します。

また、胃潰瘍による消化管出血をJ-OSLERの「救急」で登録していても、J-OSLER-Gでは消化器疾患として活用できる候補になります。J-OSLERで選んだ領域名だけで判断しないこともポイントです。

私自身、J-OSLER-Gでは肝疾患をそろえるのに苦労しました。得意分野だけに偏らず、普段から不足する疾患を意識しておけばよかったと感じています。

転用できる条件は、先に確認しておこう

専門研修開始後の症例なら、すべて無条件に使えるわけではありません。施設・研修時期・指導医による評価の条件を確認しておきましょう。

  • 初期臨床研修中の症例は、J-OSLER-Gには使えません。
  • 対象施設は原則、学会の認定施設・関連施設・特別関連施設です。
  • 基本領域研修の症例を遡って使う場合は、修了要件の半数までなどの条件があります。
  • 取り込み後も、疾患項目や本文を確認し、J-OSLER-Gで評価を依頼します。

施設の例外や遡及の条件は公式FAQ、取込み操作は公式マニュアルで確認できます。

まとめ:今の登録を、次の研修にもつなげる

まずは内科J-OSLERの要件を満たすことが優先です。そのうえで、残りの症例を選ぶときにJ-OSLER-Gの一覧を一度見ておく。

同じ手間で登録するなら、あとから活用できる疾患を幅広く。両方を終えた今、消化器内科専攻医の先生に伝えたい工夫です。

2026年10月18日確認。個人の経験に基づく進め方です。症例数・疾患の要件は日本消化器病学会「登録と評価」などの最新情報と、所属施設の指導医にご確認ください。

タイトルとURLをコピーしました