みなさん、激務の中での試験勉強、本当にお疲れさまです。
この記事では、忙しい先生ができるだけ時間をかけずに、2026年の消化器病専門医試験に合格するための勉強法をまとめます。
筆者は成績上位を狙うタイプではありませんが、大学の試験・医師国家試験・専門医試験で不合格になったことはありません。「まずは確実に合格したい」という方に向けた内容です。高得点を目指す先生には物足りない可能性がありますので、ご了承ください。
2026年第36回消化器病専門医試験の概要
試験日・会場
- 試験日:2026年10月4日(日)13:00〜15:30
- 受付時間:12:30〜12:45
- 試験会場:全国の指定CBT試験センター
- 試験方式:CBT方式
12:45の受付終了後は入室・受験できません。時間に余裕をもって会場へ向かいましょう。
出題内容
- 問題数:100問
- 出題分野:食道、胃、腸、肝、胆、膵、その他
- 出題形式:単純択一形式、多真偽形式
申請・会場予約
- 申請期間:2026年2月1日〜3月31日
- 年会費納入期限:2026年5月31日
- 会場予約開始:2026年8月6日(木)10:00
- 優先予約期間:2026年8月6日10:00〜8月19日23:59
- 予約期間:2026年8月6日10:00〜9月29日23:59
会場は先着順です。2026年8月20日以降は他試験の受験者も予約を開始するため、希望する会場がある方は早めに予約しましょう。予約には学会会員番号とプロメトリックIDが必要です。
費用・結果発表
- 審査料:15,000円(税込)
- 合格後の認定料:30,000円(税込)
- 結果発表:2026年11月中旬〜下旬
- 認定日:2027年1月1日
- 認定期間:2027年1月1日〜2031年12月31日
試験当日の注意点
受験票は発行されません。運転免許証やマイナンバーカードなど、有効な本人確認書類を1点持参します。氏名変更がある場合は、本人確認書類とプロメトリックIDの氏名が一致しているかも確認してください。
最新情報と詳しい申請条件は、日本消化器病学会「2026年第36回消化器病専門医試験」で必ず確認してください。
合格率とボーダー
| 実施年 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 2019年(第29回) | 1,084人 | 947人 | 87.4% |
| 2020年(第30回) | 中止 | ― | ― |
| 2021年(第31回) | 1,678人 | 1,462人 | 87.1% |
| 2022年(第32回) | 859人 | 747人 | 87.0% |
| 2023年(第33回) | 837人 | 612人 | 73.1% |
| 2024年(第34回) | 891人 | 813人 | 91.2% |
| 2025年(第35回) | 857人 | 775人 | 90.4% |
合格率は年度によって変動します。直近では約9割ですが、2023年には73.1%まで低下しました。「ほとんど合格できる試験」と油断するのは禁物です。なお、合格ボーダーは公表されていません。
試験対策:まずやるべき教材
1.専門医資格認定試験問題とその解説 ★★★
消化器病学会誌の巻末に掲載される問題・解説です。会員であれば閲覧できます。まずはここから取り組みましょう。
2.専門医資格認定試験問題・解答と解説 第9集・第10集 ★★★
過去問対策の中心になる教材です。最新版は第10集です。古い記事では第8集・第9集が推奨されていることがありますが、第8集は2018年刊行で、参照するガイドラインも古いため注意が必要です。
この2つを繰り返し解くことが、合格への最短ルートだと考えています。
周辺知識を補う教材
過去問を解きながら、分からない部分を使い慣れた教科書や最新ガイドラインで補強します。8〜9割が合格する試験では、脇道にそれず、まず過去問をやり込むことが大切です。プール問題もみられるようです。
消化器疾患 最新の治療
広範囲を網羅し、フローチャートが見やすい一冊。2025-2026年版で、最新情報の確認にも役立ちます。
最新ガイドラインに基づく 消化器疾患診療指針
ガイドラインがコンパクトに整理されており、試験対策だけでなく日常診療にも活用できます。
専門医のための消化器病学
消化器領域を横断的に確認できる専門書。苦手分野の周辺知識を深めたい方に向いています。
- イヤーノート★:内容の薄さはありますが、使い慣れているなら合格目的の復習に役立ちます。
- ケアネットの試験対策講座★:時間がなく費用をかけられる方、動画講義が得意な方には選択肢になります。
確認しておきたい主なガイドライン
こちらに最新のガイドラインをまとめました。
ガイドラインは読み込む必要はありませんが、過去問の周辺知識の確認にあると便利かと思います。
また、臨床でも必要と思いますので、最新のガイドラインが無ければこの際に揃えてもいいかもしれません。
食道癌:食道癌診療ガイドライン2022年版(第5版)
胃癌:胃癌治療ガイドライン第7版(2025年)
大腸癌:大腸癌治療ガイドライン医師用2026年版
肝細胞癌:肝細胞癌診療ガイドライン2025年版
胆道癌:胆道癌診療ガイドライン第4版(2025年)
膵癌:膵癌診療ガイドライン2025年版
まとめ:過去問を軸にコツコツ進めよう
- 学会誌の「専門医資格認定試験問題とその解説」に取り組む
- 問題・解答と解説の第9集・第10集を繰り返す
- 間違えた領域だけ、教科書や最新ガイドラインで補強する
消化器病専門医試験の勉強、本当にお疲れさまです。忙しい中でも、教材を広げすぎず、毎日少しずつ積み上げていきましょう。コツコツDrが応援しています。








